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OSI参照モデルのプレゼンテーション層は、6番目の層で、データの形式や表現に関する処理を担当しています。
主な役割は以下の3つです：

- データ形式の変換：
プレゼンテーション層は、送信者側で生成されたデータ形式を、受信者側が理解できる形式に変換します。
これにより、異なるシステム間でもデータのやり取りが可能になります。

- 文字コード、圧縮、暗号化の処理：
この層では、EBCDICやASCIIなどの文字コード変換、データの圧縮と解凍、そしてデータの暗号化と復号化なども行われます。

- 構文チェック：
送信されるデータが正しい形式と構文に従っているかを検証します。

以上がプレゼンテーション層の主な役割です。
データが異なるシステム間で適切に伝達され、理解されるためには、この層の役割が非常に重要となります。

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TCP/IPモデルでは、アプリケーション層がデータの形式を扱います。
これはOSI参照モデルのセッション層、プレゼンテーション層、アプリケーション層に相当します。
以下に、主なプロトコルとそれぞれのデータ形式の例をいくつか挙げてみます。

- HTTP（HyperText Transfer Protocol）:
ウェブページの情報を転送するためのプロトコルで、データ形式としてHTML（HyperText Markup Language）を使用します。HTMLは、ウェブページの構造を定義するタグを使用してデータを表示します。

- FTP（File Transfer Protocol）:
ファイル転送を行うためのプロトコルで、任意の形式のデータファイルを転送することができます。転送されるデータは、テキストファイル、画像ファイル、音声ファイルなど多岐にわたります。

- SMTP（Simple Mail Transfer Protocol）:
電子メールの送信を行うためのプロトコルで、データ形式としてはテキストデータを主に扱いますが、MIME（Multipurpose Internet Mail Extensions）形式を使用することで、画像や音声などのバイナリデータもメールとして送信することができます。

- DNS（Domain Name System）:
IPアドレスとドメイン名の対応関係を管理するプロトコルで、データ形式としてはドメイン名とIPアドレスのマッピング情報を扱います。

これらのプロトコルは、それぞれ特定のデータ形式を扱うことで、インターネット上で様々な種類のデータ交換を可能にしています。

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